安岡中1年の西銘さん、ストリートダンス世界大会決勝へ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
「曲を聴いて感じたことを自由に表現できるのが楽しい」と話す西銘花凛さん=18日、那覇市のフリースピリットダンスアカデミー

 毎年夏にイギリスで開催されているストリートダンスの世界大会決勝への出場権を沖縄の中学生が獲得した。15日に発表された日本予選ビデオ審査で入賞したのは西銘花凛さん(13)=那覇市立安岡中1年。難関のバトル部門ヒップホップジャンルで15歳以下4位に入った。念願の結果に「うれしい。世界大会での目標は優勝。周りを圧倒させる自分だけのダンスで勝ち取りたい」と目標を見据えた。

 ダンスを始めたのは小学2年生のころ。「初めは誰かと一緒に踊るのが楽しかったけど、自分を表現するダンスに魅力を感じて、今はダンスバトルにのめり込んでいる」と話す。世界的なダンサーになることを目標に、週に2、3回那覇市のダンススクール「フリースピリットダンスアカデミー」でのレッスンを受け、家でも毎日3時間、練習に励んでいる。

 出場権を得たのは「UDOストリートダンス世界大会」。新型コロナウイルス感染拡大のため各予選や大会が休止、オンラインでの実施となっていたが、各国での予選が2年ぶりに再開した。英国での決勝大会は来年8月開催予定。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、出場できる大会やイベントが減りつつある中でできた新たな目標。「チャンスを無駄にしないように頑張りたい」と笑顔を見せた。(東江亜季子通信員)