下地氏が衆院沖縄1区への出馬明言 自民復党「認められなければ無所属で」


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報道陣の取材に衆院沖縄1区から出馬する意向を示す下地幹郎氏(中央)=25日、那覇市おもろまち

 次期衆院選で沖縄1区から立候補を予定している現職の下地幹郎氏(無所属)が25日、報道陣に「(1区から)出ることは間違いない」と強調した。下地氏は自民党復党を目指しているが「(復党が)認められなかったら無所属で出る」とした。同日の事務所開き後に報道陣の取材に答えた。

 自民党県連は昨年11月の常任総務会で下地氏の復党を認めない方針を決定。一部経済界でつくる「保守合同を実現し沖縄の未来を創る会(保守合同の会)」(会長・国場幸一国場組会長)が、下地氏との協議を県連に求めているものの、進展はない。

 沖縄1区は赤嶺政賢氏(共産)、国場幸之助氏(自民)も出馬する予定で、下地氏が出馬した場合は保守分裂の三つどもえの選挙戦となる。

 下地氏は「割るのは向こう(自民県連)だ。向こうが『一緒にやろう』と言った時には割れない。『一緒にやろう』というところから調整が始まる」と強調。自民県連と協議した結果、立候補しない可能性については「(県連から)何の話もない。条件の提示もないのにそんな話はできない」と述べた。その上で「自民党に復党願を出すことと、1区から私が出ないという選択肢はイコールではない」として、自身に保守一本化した上での1区出馬を最優先で目指す考えも示した。