米軍フレア誤射に北谷町長「遺憾」 1日遅れの情報を批判


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北谷町役場

 【中部】9月29日午前に米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が訓練用フレア(照明弾)を誤射したとの情報を受け、嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)の会長を務める野国昌春北谷町長は「遺憾だ。誤射はあってはらない。事故の経緯や発生場所がまだはっきりしていないので基地周辺住民の不安が生じる」と批判した。

 野国町長が情報を受けたのは、誤射から約1日後だった。この点について「通報の遅れはこれまでも問題視してきたが、今回の連絡体制がどうなっていたのかという点も確認したい」と語った。

 嘉手納町の當山宏町長は「どこでそういったことが起きたのかまだ詳細が分かっていない。沖縄防衛局を通じて具体的な内容を確認中だ。情報は錯綜(さくそう)する。正確に把握してからでないと、コメントしようがない」と述べるにとどめた。