体づくり、食もサポート 24時間ジムにカフェ併設 浦添・ヘルシービースト


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「自動販売機ではいつでも手作りの筋肉弁当が購入できる」とPRする下地康裕社長=13日、浦添市宮城

 高タンパク、低カロリーの食材を使った「筋肉弁当」を販売する「リーンデリ」(浦添市)の下地康裕社長(34)が11日、浦添市宮城に24時間営業のフィットネスジムにカフェを併設した「ヘルシービースト」をオープンした。24時間営業のジムとカフェの併設施設は県内で初めてという。下地社長は「沖縄は生活習慣病や肥満の割合が全国に比べて高い。健康的な食事と運動習慣をより身近なものにしてもらいたい」と、新たなライフスタイルを提案する。

 下地社長は元々ヘアスタイリストで、那覇市内で2店舗の美容室を経営している。体づくりが趣味だったことからスポーツ栄養スペシャリストの資格を取得し、2020年2月にリーンデリを開店。新施設の事業化に合わせ21年3月に株式会社「サクセス・シー」を立ち上げた。

 施設の総面積は304平方メートル。国道58号が眼下に広がるフィットネスエリアにはランニングマシンなどのほか、女性からの要望が多い下半身を集中的に鍛えるマシンなど15種21台を備える。

 「快適に利用してもらいたい」というこだわりが随所に発揮されている。更衣室には美容室仕様の整髪剤や化粧水を置いている。共有スペースに冷凍弁当の自動販売機を設置し、カフェの営業時間外でも会員が筋肉弁当を購入できるように工夫した。

 カフェでは、セントラルキッチンの機能を持つリーンデリで調理したローストビーフや牛モモステーキのほか、低糖質ケーキやプロテインパンケーキなど「罪悪感のない」(下地社長)スイーツも提供する。

 下地社長は県内のジム利用者は8割が男性だとし、「女性でも気兼ねなく通えるような環境づくりに努めたい」と述べた。

 ジムの会費は月額7678円(税込み)、体験は2千円。カフェの営業時間は午前8時~午後8時で、会員以外でも利用できる。詳細は(電話)098(969)8081。

 (当銘千絵)

マシンが充実したフィットネスエリア。会員・非会員問わずパーソナルトレーニングにも対応する