経済
那覇市すぐりむん市場

【PR】琉球泡盛 識名酒造 次代へ継ぐ、芳醇古酒

識名酒造で保存されている約150年物とされる泡盛の古酒甕(写真右奥)。沖縄戦時、地中に埋めたことで破壊を免れた

 沖縄が誇る銘酒・泡盛には、年代物の古酒に若酒を継ぎ足しながら熟成させる「仕次ぎ」という伝統的な貯蔵手法がある。県内にはかつて、仕次ぎによって育まれた100年、200年を超える古酒が存在したが、沖縄戦でそのほとんどが失われてしまった。

 琉球王朝時代、現在の那覇市首里崎山町、赤田町、鳥堀町は「首里三箇(さんか)」として王府の管理下、泡盛製造が許可されていた。戦前には首里一帯に数多くの酒造所があったが、首里三箇で現在も泡盛を造り続けているのは瑞泉酒造(崎山)、識名酒造(赤田)の2酒造所のみとなった。そのうち創業103年の識名酒造には、戦禍をくぐり抜けた現存する最古の物とされる約150年物の古酒が保存されている。


泡盛の仕込み作業を行う識名研二社長

 識名酒造は沖縄戦で施設が破壊された後、旧真和志村三原での営業を経て、1980年代中ごろ赤田町に戻って泡盛製造を続けている。現在は4代目の識名研二社長(68)と息子の盛貴さん(32)、工場長ら5人で「時雨(しぐれ)」を軸に古風味豊かな泡盛を製造している。

 識名社長は10代・20代を三原で過ごし、家業を手伝う中で泡盛製造の技術を学んだ。「当時は手作業の上、夜中に起きて温度を確認したりと酒造りは大変だった。他の仕事に就きたいという葛藤もあった」と振り返る。だが、古酒甕(がめ)を戦禍から守った2代目・盛恒さんら先代から首里三箇の酒造所としての誇りや技術を受け継ぎ、より良い酒造りを地道に追求してきた。

 しかし今、新型コロナウイルス感染症の流行で酒造業界も大打撃を受けている。「次の百年を考える余裕もない状況だが、若い世代に泡盛を飲んでもらえるようにしたい。次の世代にはそれを考え、より良い泡盛を造ってほしい」。識名家の家宝でもある約150年物の古酒は、新たな仕次ぎの時期を迎えている。識名社長の思いも芳醇(ほうじゅん)な味と香りの古酒と共に、次代へと受け継がれていく。


識名酒造の泡盛商品。「時雨」「歓(よろこび)」を主力商品に、味わい深い泡盛を造り続けている


すぐりむん市場出展商品

識名酒造 泡盛「時雨熟成7年古酒」42度



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識名酒造(しきなしゅぞう)

1918年創業
沖縄県那覇市首里赤田町2の48
(電話)098(884)5451

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