
【東京】松野博一官房長官は18日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場で、同日実施された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイのつり下げ訓練に関し、「詳細については防衛省にお尋ねいただきたい」とだけ述べた。松野氏は、記者団から市街地に近い同飛行場で訓練を実施する妥当性について問われ、「普天間飛行場における訓練について、防衛省が現時点までに確認したところでは、普天間基地内でオスプレイが物資をつり下げて飛行したものと承知をしている」と述べるにとどめた。
また、同日の玉城デニー知事との面談内容について、来年度以降の沖縄振興について要請を受けたと明かした。玉城知事に対し「内閣府が8月に公表した『新たな沖縄振興の検討の基本方向』に沿って検討を進めていくと話した」と説明。焦点となっている来年度沖縄関係予算の3千億円確保は、「引き続き検討、調整する」と述べるにとどめた。