旭琉会抗争30年、警官2人の殉職を風化させない 沖縄県警が慰霊式


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慰霊碑に焼香する県警幹部ら=23日、沖縄署

 1990年に起きた指定暴力団旭琉会分裂抗争の際に、比嘉正雄警部=当時(43)=と拝根正吉警部補=当時(42)=が銃撃され、殉職した事件から31年となった23日、県警は沖縄署の慰霊碑前で慰霊式を開いた。県警幹部やOBらが参列し2人の冥福を祈るとともに、事件を風化させないことを誓った。

 松崎賀充刑事部長は「2人の無念を胸に刻み、県警一丸となって暴力団壊滅を目指し、不断の努力を続ける」とあいさつした。

 伊波寛利組織犯罪対策課長は「事件の全容解明を目指し、全身全霊を持って暴力団に立ち向かうことを誓う」と決意表明した。

 


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