1990年に起きた指定暴力団旭琉会分裂抗争の際に、比嘉正雄警部=当時(43)=と拝根正吉警部補=当時(42)=が銃撃され、殉職した事件から31年となった23日、県警は沖縄署の慰霊碑前で慰霊式を開いた。県警幹部やOBらが参列し2人の冥福を祈るとともに、事件を風化させないことを誓った。
松崎賀充刑事部長は「2人の無念を胸に刻み、県警一丸となって暴力団壊滅を目指し、不断の努力を続ける」とあいさつした。
伊波寛利組織犯罪対策課長は「事件の全容解明を目指し、全身全霊を持って暴力団に立ち向かうことを誓う」と決意表明した。