セブンが黒糖を使用した新スイーツ発売 ロールケーキに黒いメロンパン 沖縄102店舗で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 セブン―イレブン沖縄(那覇市、久鍋研二社長)は30日、県産黒糖を使用した「アールグレイ香る 黒糖ロールケーキ」(192円)、「黒いメロンパン きなこホイップ」(151円)を発売する。コロナ禍で在庫過多となった黒糖の消費拡大を図るために開発し、セブン―イレブン県内102店舗(10月末現在)で販売する。

セブン―イレブン沖縄が発売する)「アールグレイ香る 黒糖ロールケーキ」
「黒いメロンパン きなこホイップ」

 サトウキビの豊作で黒糖の生産も増える一方、新型コロナ感染症の流行で観光需要が激減したため、製糖工場や流通業者が大量の在庫を解消できない状況が続いている。県産黒糖の需要拡大などの実証事業を国から受託する流通経済研究所(東京)が県内外の企業に協力を呼び掛けたところ、セブン―イレブン沖縄が応じた。2商品を含む五つの黒糖関連商品を30日から販売する。

 29日、県庁で会見した久鍋社長は「黒砂糖は沖縄を代表する原材料。いいものをきちんと消費拡大につなげたい」と話した。県黒砂糖工業会の西村憲会長は「感謝したい。認知度が高まって、関連商品が広がってほしい」と期待した。

記者会見を開き、県産黒糖を使用した新商品をPRするセブン―イレブン沖縄の久鍋研二社長(左から3人目)ら=29日、県庁