日本航空(JAL)が東京オリンピック・パラリンピック開催を記念して運航した特別塗装機「みんなのJAL2020ジェット」3号機が12日、午後3時15分那覇発の羽田線でラストフライトを迎えた。
3号機は東京五輪の開催が1年延期されたことに伴い、今年7月に登場。垂直尾翼に描かれたJALのシンボル「鶴丸」が史上初めて金色に塗られたのが特徴だ。主に羽田、那覇や新千歳などの幹線で運行に就き、全国で五輪の機運を盛り上げた。
那覇空港では出発する特別塗装機へJALグループの地上係員約20人が手を振り、ラストフライトを見送った。
手荷物の管理責任者を務めるJALスカイエアポート沖縄の知念潤史さん(47)は朝から特別塗装機と同色に塗装されたトーイングカーを磨き、フライトに備えた。「沖縄に来る機会も多く、思い入れがあった。乗って頂いた利用者には感謝の気持ちでいっぱいだ」と笑顔で見送った。