社会

消防職員70人、コロナで出勤できず 体制維持「ぎりぎり」救急車も減る

2交代制に変更された那覇市消防局の国場出張所 =14日、那覇市

 新型コロナウイルス感染や濃厚接触者になるなどして、14日現在、県内18消防本部で計70人の職員が休んでいる。那覇市消防局では一部の部署で勤務体制を変更し、東部消防組合消防本部では出動できる救急車が減るといった影響が出ている。

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 那覇市消防局の国場出張所では本来、3班が1日ずつ交代で勤務するが、職員1人が感染し、別の班の職員1人が濃厚接触者疑いとなったため、2班が出勤停止となった。神原分署が応援の職員を派遣し、13日から国場出張所と神原分署で2班が1日交代で勤務する体制になった。

 濃厚接触者疑いだった職員がPCR検査で陰性となり、その班は14日夕方から復帰。応援を出していた神原分署は3班交代制に戻った。国場出張所の感染者が出た班は24日ごろまで出勤停止の見通しだが、濃厚接触者の待機期間が短縮されれば、前倒しで3班交代制に戻る可能性もある。


 那覇消防では感染者や濃厚接触者など18人が休んでおり、感染者はいずれも2回のワクチン接種を終えていた。3回目接種は8日から本格的に始まり、家族以外との会食を禁止するなど神経をとがらせている。

 与那原、南風原、西原の3町が管轄の東部消防では、12人が休んでいる。本署の最低人員15人を維持するため、南風原と西原の分署から職員を派遣している。両分署は本来6人体制だが、4人になったため、2台出動できていた救急車が1台しか出せなくなっている。担当者は「出勤できない職員がさらに増えると、3班体制を2班体制に変更したり内勤者を現場に当てたりするかもしれない。ぎりぎりの状態だ。濃厚接触者の自宅待機期間を国が短くしてくれるといいのだが」と話した。

 4人が休んでいる豊見城市消防の担当者は「市民サービスへの影響はないが、休み返上で欠員分を補っている」とした。

 ほかの15消防本部は「現時点で影響なし」「一時的に自宅待機者が増えたが、減ってきている」などと回答した。今後欠員が増えた場合は、変則勤務や救急車の稼働を減らすことなどを視野に入れている。

(伊佐尚記まとめ)


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