復帰直前の沖縄〈50年前きょうの1面〉1月24日「通常国会29日に再開/核抜き、基地縮小争点に」―琉球新報アーカイブから―


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 1972年5月15日に沖縄が日本に復帰してから今年で50年。27年間のアメリカ施政権下から脱して「祖国」の日本に戻るカウントダウンが進む中、本土との格差是正、自衛隊配備や米軍基地の取り扱い、ドル―円の通貨切り替え問題、初の知事選など、大きな歴史のうねりに翻弄される島の住民は山積する課題に直面する、そんな時代だった。復帰した後の沖縄の発展を展望しつつも、さまざまな制度変更にさらされる行政と政治。琉球新報の紙面もその歴史の一日一日を刻んでいった。
 

 

 1972年1月24日の琉球新報1面トップは、沖縄の日本復帰関連で核撤去問題や基地の整理縮小問題を話し合う国会論議の日程について紹介している。

 そのそばには、連日の県知事選関連で保守の動きで、「〝西銘氏説得続ける〟/自民 知事候補いぜん流動的」と伝えている。

 

 

 

 

 

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 琉球新報デジタルは沖縄の日本復帰から50年となる2022年1月から、1972年5月15日の日本復帰に向かう沖縄の様子を日々伝える当時の琉球新報紙面を、琉球新報アーカイブから転載して紹介していきます。