台湾・和平島で沖縄フェア 沖縄出身者ゆかりの地、泡盛や黒糖を紹介 


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沖縄と台湾の文化や経済交流を促す和平島沖縄フェア「共島季」への来場者ら=1月、台湾基隆市(提供)

 沖縄と台湾の文化や経済の交流を進めようと、県産業振興公社台北事務所と台湾基隆(キールン)市の和平島公園は、和平島沖縄フェア「共島季(ゴンダアウジー)」を同公園内で開催している。黒糖や限定泡盛などの県産品を販売するほか、沖縄観光もPRしている。

 昨年12月25日からスタートし、1月28日時点で2千人を超える地元客らが来場した。2月28日まで。

 和平島はかつて社寮島とも呼ばれ、戦前には沖縄出身者の集落があった。その多くは宮古島から来た漁業従事者といわれており、こうした経緯をきっかけに基隆市と宮古島市が姉妹都市を締結している。

 同イベントの企画に携わった、沖縄物産企業連合台湾営業所の陳保佑(チェンバアウヨー)所長は「かつて和平島に住んでいた沖縄人を記念し企画した。イベントを通して、両地の文化や経済交流を進めていきたい」と話した。

 (呉俐君)