GoTo沖縄、GW後に開始予定 予算377億円を計上


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守礼門を訪れる観光客(資料写真)

 宮城嗣吉県文化観光スポーツ部長は22日、県議会2月定例会の代表質問で、2022年度以降の県外観光客向けの新たな需要喚起策「Go Toおきなわキャンペーン」の概要について説明した。予算は約377億円を計上し、現在、国が細かい制度を設計中で、ゴールデンウイーク後から開始する予定となっている。西銘啓史郎氏(沖縄・自民)への答弁。

 国の地域観光事業支援を活用して実施する事業で、旅行商品の20%、1人泊当たり最大8千円を上限に割引する。さらに地域クーポン3千円を上限に付与する。

 県民を対象とした需要喚起策「おきなわ彩発見キャンペーン」は、宿泊事業者感染症対策支援事業の予算から同キャンペーンに増額し、2022年度に約80億円を繰り越す。キャンペーンの再開時期は未定。

 宮城部長は「県内外の旺盛な旅行需要を取り込むことで、観光産業の回復に向け全力で取り組んでいく」と述べた。

 (中村優希)