南部で9.55キロのクブシミ


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16日、南部海岸で9.55キロのクブシミを釣った平良英雄さん(GFG沖縄)

 4歳から釣りを始め、17歳からエギングを始めた平良英雄さんは釣り歴58年のベテラン。フカセ釣りから大物釣りまで幅広く釣りを楽しむ平良さんの一番のお気に入りはエギング。5年ほど前から南部のマル秘ポイントでは、通常のエギングタックルでは太刀打ちできない大物がヒットし、ラインを切られたり、エギのカンナと呼ばれる針を伸ばされたりと何度も悔しい思いをしてきた。

 試行錯誤の末、たどり着いたタックルが竿(さお)はシーバス用のMH、リールがイグジストの4000番、ラインがPE2号、リーダーが6号で、エギがキーストンのモンローエギ・モンスターチューンの5号に落ち着いた。

 誕生日の2月16日、前日に2.5キロを筆頭に3杯の2キロオーバーのアオリイカを釣り上げたホームグランドで午前0時ごろから釣りを始めた。しかし、アタリがないので3カ所目のポイントでエギを投げ込み、海底まで沈めたら、根掛かりのようなずっしりとした重み。「根掛かりか?」と思った瞬間ゆっくりと40メートルほど走って止まった。

 強引に引っ張ると身切れしたりエギのカンナを伸ばされたりするので無理はできない。慎重に寄せること18分。海面には大きなクブシミが浮いた。大物用のタモですくって、取り込んだのが9.55キロのモンスター。海からの誕生日プレゼントを、隣近所や仲間に配って62歳を祝った。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

1月27日、国頭沖で246センチ・29キロのバショウカジキを釣った洲鎌慎一さん

16日、泡瀬海岸で65センチ・5.61キロのミーバイを釣った吉村学さん
13日、那覇海岸で64.5センチ・3.61キロのタマンを釣った本永昌博さん

2月16日、北谷海岸で2.2キロのアオリイカを釣った蔵前勇人さん
1日、前島沖で7.1キロのセンネンダイをテンヤ釣りで釣った齋藤正美さん(アクアII)

17日、渡嘉敷島で2.42キロのアオリイカを釣った上里弘定さん
16日、恩納村海岸で2.18キロのアオリイカを釣ったポマラス・アレックスさん

13日、読谷海岸で1.4キロのアオリイカを釣った仲原ゆかりさん
12日、石垣島サザンゲートで3.16キロのアオリイカを釣った栽善太郎さん
15日、那覇一文字で46.5センチ・1.43キロの尾長グレと52.5センチ・1.61キロのスマガツオを釣った岸本俊治さんと親泊優太さん