県内3月景況、4カ月ぶり上方修正 「持ち直し」の動き おきぎん経研


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 おきぎん経済研究所(東川平信雄社長)は4月28日、3月の県内景況を発表した。

 新型コロナウイルス感染症の影響によっって景気は「厳しい状況が続くものの、持ち直しの動きがみられる」と判断を上方修正した。上方修正は4カ月ぶり。

 【消費】2月にまん延防止等重点措置が解除され人流が回復。百貨店売上高は催事開催で食料品が伸び、全体では前年同月比3・3%増と10カ月ぶりに前年を上回った。

 【建設】公共工事請負金額は前年同月比60・8%増の548億3900万円。2021年度の累計値は24・7%増となっており、傾向として防衛省関連が伸展しているという。

 【観光】ホテル稼働率は前年同月比でシティー9・5ポイント、リゾート6・0ポイント、ビジネス10・2ポイントと軒並み増加した。コロナ禍で厳しい状況が続くが、持ち直しの動きがみられる。

(小波津智也)