電動キックボード、路線バスに持ち込みOK 全国初!石垣島で始まる新たな旅の形


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
電動キックボード(手前)は専用の袋に入れることでバスへの持ち込みが可能=4月28日、石垣市

 【石垣】石垣市で電動キックボードのレンタル事業に取り組むe―SHARE石垣と市内のバス会社、東運輸が協力し、このほど路線バス車内への電動キックボードの持ち込みが可能になった。全国初の取り組みという。

 両社は路線バスで目的地近くまで行き、目的地には電動キックボードに乗って向かうという新しい旅行のスタイルを提案している。

 電動キックボードは原動機付き自転車以上の免許を持っていれば、公道を走ることができる。フル充電で20キロの走行が可能。重量は13キロで、折り畳んで専用の袋に入れることで、バス車内に持ち込むことができる。

 東運輸が運行する路線バスの通らない観光地へも、最寄りの停留所までバスに乗り、残りの道のりを電動キックボードで移動することができる。

 東運輸の担当者は「石垣島観光の足はレンタカーがメインだが、電動キックボードをバスに持ち込むことで、バスでの行動範囲が広がる。これまでバスに乗らなかった観光客にも利用してもらえる」と期待を寄せる。

 e―SHARE石垣の担当者も「ツアーとは違って、旅行を自由に組み立てられる新しい旅の形になる」と話している。(西銘研志郎)