浦添工の生徒13人が技能士に 国家資格の検定合格 「技術者としてスタートライン」


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国家資格の技能検定3級に合格した情報技術科の生徒(前列)とインテリア科の生徒たち=11日、浦添工業高校

 【浦添】浦添市の浦添工業高校の生徒13人がこのほど、中央職業能力開発協会が実施する国家資格の技能検定3級に合格した。同校の在校生から技能検定の合格者が出るのは初めて。情報技術科の生徒4人とインテリア科の生徒9人が、電気機器組み立て(シーケンス制御作業)、家具製作(家具手加工)の技能検定にそれぞれ合格した。

 試験は今年1月に筆記があり、2月に実技が行われた。3月に合格通知が届いた。11日に学校で合格証の授与式が行われた。技能検定に合格すると「技能士」の称号が与えられる。情報技術科3年の島田快青さんは「技術者としてのスタートラインに立てたかなと思う」と語った。インテリア科3年の中川郁実さんは「建築士としていろいろな家を建てたい」と笑顔。インテリア科2年の知念珠音さんは「次は2級検定に挑戦して、技能五輪全国大会に出場したい」と見据える。

 3級技能検定の合格者は次の通り。(敬称略)

 【情報技術科】棚原涼太、當間大盛、島田快青、山木滉大

 【インテリア科】渡嘉敷星翔、冨澤怜実、知念珠音、末吉壮汰、中川郁実、原勇輝、外間かれん、稲福律己、花城琉青

(吉田健一)