【ちむどんどん第33話】ソーメンチャンプルー 箱も重宝 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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ソーメンチャンプルー(ソーメンタシヤー)

 ちむどんどん第33話では、自分の意思を示さない石川博夫(山田裕貴)に業を煮やした良子(川口春奈)が、もんもんと台所に立ち、ソーメンチャンプルーをまるこげにしてしまう場面がありました。

 ソーメンチャンプルー(豆腐が入らなければソーメンタシヤー)は、ぱっと炒めて仕上げるのがポイントです。ただ、ソーメンの水切りが甘かったり、ナンギサーして(めんどくさがって)すぐに炒めたりすると、ソーメンがくっついて、おいしいソーメンチャンプルーはできません。ゆでたソーメンは、水で洗い、しばらく油をなじませてからサッと炒めれば、麺らしい歯ごたえも楽しめるソーメンチャンプルーができますよ。

 戦前戦後、安価なソーメンは県民の食生活を支えていました。ソーメンは、入っていた箱までも重宝されていたようで、高齢の方に話を伺うと「ソーメン箱で勉強をした」や「ソーメン箱で学級文庫の本棚を作った」、「復帰後間もないころ、ソーメン箱をカウンター代わりにした銀行があった」などの話が今でも聞かれます。


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?