【宮古島】宮古総合実業高校は14日、食と環境科フードクリエイトコースの生徒を対象に、寿司デコレーションコンテストを開催した。3年生がマグロやサーモン、イカなどの鮮魚や、大葉にキュウリなどを使って花や海などを題材に彩り豊かな作品を仕上げた。
コンテストは今年で3年目。すしの前はケーキを題材に生徒が感性と技術を競ってきた。生徒はテーマを決めて完成図を作製し、飾り付けに挑戦する。審査は学年ごとに完成品の写真を掲示して、生徒と教職員による投票で最優秀や優秀賞などが決まる。
3年生は、全員で酢飯を作り、魚や野菜、薄焼き卵を試行錯誤して切り分けた。生徒同士で相談しながら花畑や星空、ゲームキャラクターなど目指すデコレーションへ指先の神経を集中させた。約2時間かけて生徒の感性があふれる独創的な作品が完成した。
魚でこいのぼりを表現した砂川すずかさん(17)はのりやチーズを使って刺し身の魚にそれぞれ表情を付けた。「笑っていたりぽかんとしていたり、かわいくできた」と満足そうに笑った。 (佐野真慈)