女性が働きやすい職場へ 社労士がアドバイス 支援プログラムへの参加企業募集


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支援プログラムへの参加を呼び掛ける県女性就業・労働相談センターの大城喜代美センター長(右)と下地千秋さん=13日、那覇市泉崎の同センター

 県女性就業・労働相談センターは、企業の悩みに合わせて社会保険労務士が職場環境の改善策をアドバイスする「女性が働き続けられる職場づくり支援プログラム 専門家派遣」の2022年度の参加企業を募集している。企業の課題や環境改善に対してオーダーメイド型の支援を実施する。参加費は無料。

 結婚・妊娠・出産などのライフステージで女性が仕事を辞めざるをえなくなるような職場の要因を取り除き、多様な働き方に対応できる環境づくりを促進することが目的。

 支援は(1)管理職と従業員に50項目のアンケートを実施し、集計・診断表を作成(2)改善策をアクションプランワークシートに落とし込む(3)シートを基に社労士と実践プログラムシートを作成(4)社内での環境整備の推進・取り組みのフォローアップ―という一連の流れで実施する。

 これまでの参加企業は2017年度から21年度までで61社に上る。センターの下地千秋さんは「『女性が働きやすい職場環境に改善したいけど取り組み方が分からない』といった声も聞く。ぜひ専門家と一緒に職場環境を改善できるプログラムに参加してみてほしい」と呼び掛けた。

 ウェブサイトでは過去の実施企業や事例集を見ることができる。また職場の課題に合わせたオーダーメイド型のセミナーも実施している。

詳細はウェブサイトから。申し込む企業はウェブサイトにある申込用紙に必要事項を記入してファクスで申し込む。送付先は098(863)1787。問い合わせはセンター(電話)098(863)1788。(嶋岡すみれ)