沖縄の優良県産品、8月1日から申請受け付け 22歳以下開発の商品部門を新設 クラウドファンディングYUIMA活用のNEXT部門も継続


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沖縄県の優良県産品推奨事業の説明会=20日、沖縄市の沖縄商工会議所

 沖縄県は本年度の「優良県産品」の登録申請を8月1日から受け付ける。昨年から始めた、クラウドファンディング(CF)を活用した「NEXT優良県産品」制度を今年も導入した。さらに22歳以下の新社会人や学生が企業とともに開発した製品のうち、特に優れた物を認定する「U―22特別賞」も新たに始める。

 20日、沖縄市の沖縄商工会議所で事業者向けの事前説明会が開催された。対象は「一般(食品、日用品)」「工業系製品」「NEXT」の3部門。受け付けは一般と工業系製品が8月31日まで、NEXTは9月9日まで。優良県産品の推奨状は10月下旬の産業まつりで授賞する。

 審査内容は昨年から、小売店の審査などによる市場ニーズを捉えたマーケットインの視点を充実させている。「稼ぐ力」を強化するのが目的。NEXT部門は琉球新報のCF「YUIMA(ゆいま)」を活用し、目標の50万円以上を達成すれば一次審査を通過。最終審査を経て登録の可否を判断する。申請企業をサポートする地域総合商社「みらいおきなわ」企画コンサルティング部の坂田直美氏は「来年1月までに製品化が可能ならば応募できる。一緒に挑戦を応援していきたい」と呼び掛けた。

 事務局を務めるクロックワークの伊志嶺哉(ちかし)社長は「県の認証があるということは必ず強みになる」と強調した。

 県は説明会の動画を公開している。

(島袋良太)