FC琉球、3戦連続ドロー 徳島に0-0 後半は猛攻に耐えて無失点


社会
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 サッカー明治安田J2第28節第1日の23日、FC琉球は徳島県の鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで徳島ヴォルティスと対戦し0―0で引き分けた。3試合連続のドロー。前半は得点機もあったがゴールに届かなかった。後半は攻め込まれる場面が多かったが、踏ん張って無失点に抑えた。通算成績は4勝15敗9分けで勝ち点21、順位は最下位の22位のまま。次戦は30日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでロアッソ熊本と対戦する。


 

 FC琉球は3試合続けてのドローとなった。前半最大の決定機は30分過ぎ、相手のこぼれ球に反応した阿部拓馬が、ボレーシュートをうまく抑えて放った。しかしゴール前で待ち構えていた相手DFに頭でクリアされ、惜しくもゴールはならなかった。

 後半は耐えに耐えた。序盤からサイドを崩され、左クロスから中央で頭で合わせられた。直後には中央から細かくパスをつながれ、猛攻を受けた。琉球は目に見えて運動量が落ち、相手の攻めに対してワンテンポ遅い守備で先手を取られた。GKダニー・カルバハルのファインセーブやゴールポストに救われての無失点だった。

 後半終盤は新加入で身長191センチのFWサダム・スレイ、身長186センチの上原慎也を投入し、競り合いから得点に向けた打開を狙った。池田廉からのスルーパスをフリーで受け、決定的場面が訪れた上原慎也だったが、GKにはじかれ得点に届かなかった。

 左サイドからの攻めばかりが目立ち、右からの攻めが沈黙に終わるなど課題も残った。

 熊本、長崎など上位チームとの対戦が控え、踏ん張りどころが続くが、課題をつぶしながら進むしかない。

(大城三太)


攻撃改善しないと

 ナチョ・フェルナンデス監督(琉球)の話 勝ちきれないゲームだが悪くない。先制されないようにして勝利を狙った。ここ4試合は計3失点。守備を改善したことでゴールのチャンスも生まれる。得点を決め切れるように攻撃を改善しないといけない。