日本ジャーナリスト会議(JCJ)の各地の会員らが参加する「全国交流集会-沖縄平和の旅」の約30人が16日来県し、米軍普天間飛行場の代替となる新基地建設が計画される名護市辺野古などを視察した。18日まで県内各地を訪れる。
16日は那覇市内で琉球新報社の普久原均論説副委員長、沖縄タイムス社の石川達也編集局次長らと基地問題や2紙の報道などをめぐり意見交換した。あいさつしたJCJ代表委員の吉原功明治学院大名誉教授は「自己決定権やアイデンティティーをめぐる動きに注目している。平和の要石を目指すという沖縄の現状を学びたい」と語った。
基地返還跡地の発展、全国と比べた国からの財政移転などでも活発なやりとりがあった。翁長雄志知事の埋め立て承認取り消しに関し「アジアとの平和の懸け橋になりたいという言葉に感動した」といった感想も寄せられた。