石垣市、自主隔離する市民に宿泊費助成 5千円上限で半額助成


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新型コロナを防ぐため宿泊施設に自主隔離する市民への宿泊費助成について、活用を呼び掛ける中山義隆石垣市長=27日午後、石垣市役所

 【石垣】新型コロナウイルス感染症の家庭内感染を防ぐため沖縄県石垣市は27日、市内のホテルなどで自主隔離する市民に、宿泊費の一部を助成すると発表した。1人あたり1泊5千円を上限に、宿泊費の半額を助成する。

 対象は(1)新型コロナに感染して自宅療養する家族と同居しているが、自宅内で十分な感染対策が難しい(2)石垣市に住民登録している(3)PCR検査または抗原検査で陰性(4)宿泊日に発熱や喉の痛みなどの症状がない―の4条件を満たした市民。市内のホテルや旅館、短期賃貸マンションなどの宿泊施設で、自主隔離すると10日を上限に宿泊費を助成する。

 助成の申請には、市のホームページでダウンロードできる宿泊費助成金交付申請書兼請求書や宿泊施設の領収書の写し、同居家族の新型コロナ感染を証明する書類の写しなどが必要となる。7月15日~来年2月28日までの宿泊費で、申請は8月15日から市健康福祉センターで受け付ける。

 27日に市役所で記者会見した中山義隆市長は「市民にはぜひ活用してほしい」と呼び掛けた。

(西銘研志郎)