沖縄・兵庫 芸能で一つに 継承誓い、170人共演 県人会本部創立70年


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フィナーレで観客に感謝する出演者=17日午後8時半ごろ、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホール・オクト

 沖縄県人会兵庫県本部の創立70周年を記念する「沖縄・兵庫を結ぶ伝統芸能公演 あた果報(がふう)ぬ御祝(うゆえー)」(琉球新報社、同本部主催)が17日、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホール・オクトで催された。兵庫県、大阪府側の18団体約150人と沖縄側の9団体21人が共演した。ウチナーンチュを支えてきた芸能が両地域をつなぎ、継承と発展へ心を一つにした。

 これまで地謡も沖縄側から参加することが多かったが、今回は関西の音楽家が中心になった。
 琉球古典安冨祖流音楽研究関西朝一会の向井敏二支部長は「関西もレベルが上がった。皆さんのおかげだ」と感無量の様子だった。
 玉城流玉扇会の玉城秀子二代目家元(沖縄芸能連盟会長)は「これだけたくさんの舞踊家が育っているのはうれしい。(沖縄から離れ)条件は良くないが頑張っている。沖縄側も応援したい」と力を込めた。