社会

ター滝きょうから閉鎖 行楽地が一転、事故現場に 女性ひとりが流され死亡 大宜味

川に流された女性が救助された現場付近=6日午後8時58分、大宜味村津波

 【大宜味】「最悪の事態が起きてしまった」。沖縄県大宜味村津波の人気観光地・ター滝の周辺で女性(25)=東京都=が急な増水で川に流され死亡した事故では、やんばるの大自然を満喫していた多くの行楽客が取り残されたとみられる。楽しい行楽の場が、天候の急変により痛ましい事故の現場となり、地元住民からはショックの声が上がった。

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 通報を受けて駆け付けた国頭地区行政事務組合消防本部の隊員によると、ター滝には複数のグループが取り残されていた。外国籍とみられる人もいて、隊員らが誘導し救助した。亡くなった女性以外に、けが人は確認されていない。国頭消防によると、女性が流されたとみられるのはター滝の入り口付近。数百メートル離れた下流付近の浄水場の近くで心肺停止状態で見つかった。

 住民らによると同日午後3時半ごろ、津波は激しい雷雨に見舞われたという。消防団員の70代男性は「怖いぐらい雷の落ちる音がして、雨も激しかった」と振り返った。

 男性は過去に2度、増水で取り残された行楽客を救助した。「ター滝に行くには20分ほど川を歩かないといけない。行ってから増水すると、帰れなくなる。天候の変化には注意しないといけない」と語った。

 事故を受けてター滝は7日から当面、閉鎖となった。

(岩切美穂、長嶺晃太朗)


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