【豊見城】夢は「歌手」、目指すは「美空ひばり」―。豊見城市立とよみ小5年の仲座苺花(いちか)さん(10)は演歌が好き。7月に沖縄市で開かれた第14回県大衆音楽祭のチャイルド部門で大賞に輝いた。10月に岡山県で開催される第38回日本大衆音楽祭に県代表として出場し、全国にこぶしのきいた歌声を響かせる。
苺花さんは歌が好きな祖母の影響で、幼稚園の頃から演歌を口ずさみ始めた。好きな曲は美空ひばりの「お祭りマンボ」や小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」。
県大会では祖母がよく歌っている三代沙也可の「夢蕾(ゆめつぼみ)」を歌い上げ、昨年2位だった雪辱を見事に果たした。
9日、緑色の着物に身を包み、市役所で山川仁市長と瀬長盛光教育長に受賞の喜びを伝えた。即興で、森昌子の「おかあさん」も披露した。
山川市長らは「ぜひ日本一になって」と激励し、豊見城からスターの誕生を期待した。
苺花さんは「大賞と大きいトロフィーを取って、家族を幸せにしたい」と意気込む。演歌歌手を目指し、夢のステージを駆け上がる。
(照屋大哲)