【国頭】国頭村などで宿泊事業を手掛けるEndemic Garden H(エンデミックガーデンエイチ、同村、仲本いつ美代表)がこのほど、同村謝敷に「やんばるホテル 南溟森室(なんめいしんしつ)」を開業した。高級リゾート風に改装した謝敷集落の古民家に宿泊しながら、やんばるの自然や伝統文化などを体験できるツアーを提供する。
8日に謝敷公民館で開業セレモニーが開かれ、知花靖国頭村長ら行政関係者や地域の関係者らが出席した。
エンデミック社は沖縄振興開発金融公庫(川上好久理事長)の新規事業創出促進出資制度の融資を活用し、古民家の改装や地域出身者のガイド「シェルパ」の案内による体験型ツアーのプログラムの考案など準備を進めてきた。
仲本代表は「国頭村役場に勤務していたときに、厳かな謝敷の豊年祭に感動した。応援していただいている地域の期待に応えられるよう運営したい」と意気込みを語った。
仲本代表を含め社員らが高級感あふれる宿泊施設にリノベートされた古民家や集落内の様子も案内した。
(松堂秀樹)