台風から家屋守る、米国製防風スクリーン コウケン設備(豊見城市)が販売


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実際に施工した防風スクリーンを背に、商品をアピールするコウケン設備の髙良昌義代表(右)ら=9日、豊見城平良

 地球温暖化による海温上昇で台風の大型化や被害の増大が懸念される中、台風から家屋を守る特殊な生地を使用した米国製スクリーンが注目を集めている。正規販売店のコウケン設備(豊見城市、髙良昌義代表)は「沖縄の台風被害を低減させたい」と商品をアピールしている。

 防風スクリーンは、米ハリケーンファブリック社の製品。

 コウケン設備は2015年から販売を始め、これまでに約500件を設置施工した。

 風速70メートル相当にも耐え、飛来物から窓ガラスを守る。生地は光が透けるため、窓を覆っても室内から外の様子が確認できる。ボルトやねじで固定し、比較的安価に設置できるという。

 県内では住宅をはじめ、リゾートホテルやデパート、金融機関や学校施設など幅広く導入されている。

 推奨するのは日よけ対策も兼用したタイプ。紫外線や耐火性能に優れており、10年間のメーカー保証が付く。

 髙良代表は「飛来物の被害に遭った方でも、スクリーン設置で台風が来ても安心して眠れると評価してくれている。アルミシャッターよりも施工費が安く、ぜひ導入を検討してほしい」と話した。問い合わせは(電話)098(856)0116。

(小波津智也)