沖縄コロナ「着実に減少」 県疫学・統計解析委、医療ひっ迫も改善期待 減少の状態は12月まで継続の見通し


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 沖縄県疫学・統計解析委員会は13日、先週(5~11日)の新型コロナウイルス感染者数7554人のデータを基に、1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数が本島0.64人、宮古0.70人、八重山0.72人となり、全県的に着実に減少しているとした。

 入院患者数も減少しているものの、人数は第5波のピークを上回っており高いレベルで継続しているという。今週末までには入院患者は370~400人に減少し「逼迫(ひっぱく)状態は改善すると期待される」とした。今週(12~18日)の新規感染者は5千~7千人に減少すると見込んでいる。

 今後の流行については不確実性があるとしながら、12月までは減少した状態が継続すると考えられるという。ただ、地域流行が続くため、感染対策が不十分なイベントが繰り返された場合やウイルスの変異によっては流行が早まる可能性があるとした。
 (嘉陽拓也)