子育て世帯、高齢世帯に米を配布「生活の負担軽減になれば」 宜野湾・長田区自治会


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子育て世帯の人に米を配布する宜野湾市長田区自治会の佐藤堅太郎会長(右)=14日、宜野湾市の同公民館

 【宜野湾】コロナ禍や物価高騰で家計への圧迫が続く中、沖縄県宜野湾市長田区自治会(佐藤堅太郎会長)は、12日から子育て世帯や70歳以上の高齢者がいる世帯に米を配布した。赤い羽根募金の助成を受けて18万円の予算を活用し、3キロの米と2キロの無洗米を73袋ずつ、合計146袋配布した。

 対象は長田と志真志在住の人。小学校を通じてメールでも告知し、多くの人が公民館を訪れ、米を受け取っていた。

 3人の子育てをする小橋川未沙希さん(34)は「学校のアプリで配布を知った。たくさん食べる小学生2人と保育園生1人がいるので、すごい助かる」と笑顔を見せた。

 米の配布は昨年も行った。佐藤自治会長は「昨年はコロナ禍もあったが、今年は物価も上がっていて生活への負担が大きくなってきている。負担軽減になれば」と説明した。

(島袋良太)