エイズ患者数、人口比で沖縄が全国最多 21年、HIV感染は人口比2位


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 沖縄の2021年の人口10万人当たりの新規エイズ患者数が0・68人で、全国1位となったことが、27日までに分かった。新規HIV感染者数は1・09人で、全国2位だった。厚生労働省のエイズ動向委員会が「エイズ発生動向年報」で発表した。

 沖縄は11年と14年にもエイズ患者数が全国1位だった。HIV、エイズともに11年から常に全国10位以内に入っている。

 現在のHIVの感染経路は性行為による感染、母子感染、注射器の共用などによる血液・体液を介した感染があり、性行為による感染が最も多いとされている。

 感染すると典型例では2週間目から10日以上続く発熱など風邪のような症状が出た後、数年の無症状期間を経てエイズを発症する。早い段階で感染を発見すると抗HIV薬を服薬してエイズ発症を抑えることができるため、早期発見が重要だ。

 例年、県内全6カ所の保健所で無料・匿名の検査が2千件程度実施されてきた。だが新型コロナウイルス感染症対応のため、現在は那覇市保健所を除く各保健所が長期にわたって検査を休止している。21年の保健所での検査数は60件にとどまり、全国で2番目に少なかった。県内では保健所のほか7カ所の民間医療機関でも検査ができる。

(嶋岡すみれ)