県に助成の増額要請 県専修学校協会「人材育成に」


この記事を書いた人 金城 美智子
安慶田光男副知事(左)に助成金の増額を求める県専修学校各種学校協会の稲垣純一会長(中央)と石川正剛副会長=26日午前、県庁

 県専修学校各種学校協会の稲垣純一会長らが26日午前、県庁に安慶田光男副知事を訪ね、専修学校高等課程に対する助成金の増額を要請した。

 県は2014年度、生徒1人当たりの年間助成額を従来の7千円から5万5千円に増額しているが、同協会によると、助成額は先進地の大阪府(30万2624円)や宮崎県(18万3785円)に比べて開きがある。協会は県経済や社会の発展に向けた人材育成の観点からも増額が必要だとして宮崎と同程度の18万円への引き上げを求めた。
 稲垣会長は「中学では不登校だったが皆勤賞で進路を決めて卒業するなど、専修学校を自分の居場所としている生徒がいる。彼らを何とか支援したい」と対応を求めた。
 安慶田副知事は「できるだけ要望に応えられるよう今後検討したい」と述べた。【琉球新報電子版】