陸自与那国駐屯地に在沖海兵隊員が到着 日米共同統合演習に向け、最大40人見通し


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陸上自衛隊与那国駐屯地(資料写真)

 自衛隊と米軍が参加する日米共同統合演習「キーン・ソード」に向けた準備で、在沖米海兵隊員十数人が5日午後、与那国町の陸上自衛隊与那国駐屯地に到着した。与那国駐屯地で米軍が訓練に参加するのは初めて。今後も順次、海兵隊員が到着予定で、最大約40人となる見通し。

 同駐屯地によると、沖縄本島から海兵隊員を乗せた陸自のヘリコプターが与那国駐屯地グラウンドに着陸した。キーン・ソードでは同駐屯地で日米の指揮所を設ける予定で、準備が3日から始まっている。与那国での訓練は自衛隊が県管理の与那国空港を使って105ミリ砲を搭載した最新鋭の装輪装甲車「16式機動戦闘車」を搬入し、公道を走らせて駐屯地に運び込む計画がある。訓練では仮設建物の設置・取り壊しなども予定されている。

 10月の日米合同委員会で、米軍が11月1日から25日まで与那国駐屯地を使用することで合意していた。
 (明真南斗)