スタ★アトピッチ沖縄大会 コロナ禍課題を事業で解決 事業者6人、新プラン発表


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新たな事業プランをプレゼンテーションする登壇者=9日、那覇市泉崎の琉球新報ホール(大城直也撮影)

 スタートアップ(創業)企業と跡継ぎベンチャー企業の持続的成長のサポートを目的としたプレゼンテーションコンテスト「第3回次世代うちなーイノベータープログラム スタ★アトピッチJapan沖縄特別大会」(琉球新報社主催)が9日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。県内の事業者6人が登壇し、社会課題やコロナ禍の課題を解決する新たな事業プランなどを発表した。

 OrgaNect(うるま市)の福原海里代表社員はベランダで有機農業を栽培できるキットの販売事業を発表。「食糧自給率の向上、有機農業の面積拡大を目指す。身近なベランダで誰でも起こせるムーブメント」と話した。

 琉球泡盛「白百合」を製造する池原酒造(石垣市)の3代目、池原優社長は「白百合」の熱狂的なファンの存在に注目し、ファンミーティング「白百合ナイト」の開催から商品が生まれたことを発表。「唯一無二のポジションの酒蔵だからできた。泡盛業界はまだ夢がある。小さな酒蔵だが業界を引っ張っていきたい」と力を込めた。

 グランプリ受賞者は後日発表され、日本経済新聞社主催のスタ★アトピッチJapan決勝大会に出場する。沖縄特別大会の発表は12月上旬に特設ウェブサイトで視聴でき、視聴者投票でオーディエンス賞を決定する。 (玉城江梨子)