「昨季以上の結果を」 コラソン新体制に自信


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新戦力を加え、さらなる躍進を誓う琉球コラソンのメンバー=27日、県庁記者会見室

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは27日、11月14日に開幕する2015-16年シーズンに向けた新体制発表会見を県庁で開いた。初のプレーオフ進出を果たした昨季からメンバーが入れ替わり、リーグ参入8年目の再出発へ意気込みなどを語った。

JHL、来月14日開幕

 コラソンは昨季、レギュラーシーズンで過去最高の4位につけ、上位4チームによるプレーオフに初めて進出。今季はJHLの北陸電力から2選手が移籍したほか、新人4人、練習生1人の計7人が新たに加わった。これまで得点源のバックプレーヤーとしてチームをけん引した東長濱秀作、榎本貴康が抜け、若返ったチームの総合力は未知数。引き続き指揮を執る東長濱秀吉監督は「選手はそろっている。十分穴は埋められる」と自信を見せ、「プレーオフ出場はもちろん、それ以上の結果を残したい」と話した。
 堅守から素早く攻撃に切り替える「守って速攻」のスタイルは変えない。昨季のコラソンの躍進に影響を受けたという移籍組の赤塚孝治と内田恵介は「まだチームに完全にフィットできていないが調子を上げて貢献したい」と力を込めた。水野裕矢GMは今季の新たな事業としてドイツへの遠征などを挙げ、さらに台湾代表選手の獲得に動いていることも明かした。移籍時期は12月の日本選手権前を予定し、契約合意に至れば身長190センチ超、左利きの大型新人獲得となる。
 コラソンは11月14日、東京で豊田合成と初戦を戦い、ホーム初戦は同21日、浦添市民体育館で北陸電力を迎える。新加入選手は次の通り((1)身長、体重(2)ポジション(3)出身(4)前所属)。
 【移籍】赤塚孝治(1)184センチ、80キロ(2)左バック(3)愛知県(4)北陸電力▽内田恵介(1)179センチ、90キロ(2)ポスト(3)浦添市(4)北陸電力
 【新人】福田丈(1)176センチ、73キロ(2)右バック(3)秋田県(4)中部大▽大和田翔馬(1)184センチ、90キロ(2)右バック(3)岩手県(4)HC岩手▽田村卓大(1)176センチ、76キロ(2)ゴールキーパー(3)山口県(4)中京大▽又吉裕喜(1)169センチ、70キロ(2)センターバック(3)浦添市(4)香川クラブ
 【練習生】橋本勇馬(1)177センチ、83キロ(2)バックプレーヤー(3)香川県(4)高松大