黄金色の稲穂たわわ 名護市羽地で二期作米収穫


この記事を書いた人 志良堂 仁
二期作米の収穫が始まった名護市羽地地域で作業に追われる生産農家=28日

 【名護】県内でも有数の米どころとして知られる名護市羽地地域の水田地帯「羽地ターブックヮー」で28日、二期作米の収穫が行われた。JAおきなわによると、羽地水稲生産部会の23農家で、例年の収穫を5~10トン上回る45~50トンの生産を見込む。羽地の稲刈りは今週末から11月初旬にかけて本格化する予定で、大きくこうべを垂らした黄金色の稲穂が揺れていた。

 収穫初日を迎えた宮里武一さん(63)は妻三恵子さん(64)と2カ所の水田を移動しながら収穫。武一さんは「収穫のピークはこれからだが、台風の被害がなかったのでとても楽しみだ」と話した。
 羽地米は甘み、香り、もちもち感が特徴といわれている。11月21日から、名護市伊差川のJAおきなわAコープモーレ店などで「収穫祭」が始まる。