今季最強の寒波の影響で全国的に冷え込んだ24日、沖縄地方は25観測地点のうち24地点で今季最低気温を記録した。国頭村奥では午後9時54分に前日より11.3度低い最低気温5.2度を記録するなど少なくとも21地点で10度を下回った。最大瞬間風速は南城市糸数で午後4時17分に27.4メートルを観測し、8地点で1月の観測史上最大だった。寒さのピークは25日朝までとみられている。
▼24日は半日で一気に6度低下 深夜20度→午後13.6度、強風も
沖縄気象台によると、25日は寒気の影響で曇りや雨となる見通し。同日朝は名護で8度、那覇で10度、久米島で9度の最低気温を予測している。朝は北の風が強く吹き、沿岸海域はうねって25日にかけて大しけになる見込み。
気象台によると、大陸にある高気圧の勢力が強まって気圧の傾きが大きくなり、寒気が吹き込んだ。24日の最高気温は各地で20度台だったが、日中でも気温は下がり続けた。沖縄地方は数年に一度の寒さになる見通し。気象台は25日朝まで高波に警戒するよう呼び掛けている。
県内各地では、厚手の格好で身をかがめながら歩く人々の姿が見られた。
(金良孝矢)
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