コラソン、トヨタ車体に敗北 テラスは北国銀行に敗れる JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは4日、名護市の21世紀の森体育館でトヨタ車体と今季第17戦を行い、19―34で敗れた。コラソンの通算成績は6勝10敗1分けで8位。金沢市総合体育館で行われた女子のザ・テラスホテルズの今季第16戦は18―37で荷川取義浩監督率いる北国銀行に敗れた。テラスの通算成績は2勝14敗で10位。

 女子のテラスは前半、上地涼奈と首位の北国・中山佳穂が中心となって点を取り合う一進一退の攻防だったが、テラスはミスが続いて11―16で折り返す。後半、テラスは7人攻撃を行うなど北国守備を崩しにかかるが攻めきれず、中盤以降は北国が攻守で足を動かして大勝した。コラソンの次戦は12日午前11時半から、愛知県の中村スポーツセンターで1位のトヨタ車体と再び戦う。テラスは12日午後1時から、飛騨高山ビッグアリーナで8位の飛騨高山ブラックブルズ岐阜と対戦する。


 

琉球コラソン―トヨタ車体 前半、シュートを放つコラソンの大田凱士=4日、名護市の21世紀の森体育館(喜瀬守昭撮影)

 コラソンは試合開始32秒で田場裕也が先制したが、その後9連続失点を許し、前半から点差を引き離される展開となった。相手の高さや堅い守りに阻まれ、攻めあぐねる場面が多かった。後半、LW仲程海渡が7メートルスローを3回決めるなど点差を縮めるも、最後まで追いつけなかった。

 今シーズン加入し、初出場で初得点を果たした大田凱士は、「緊張よりも『やってやろう」という気持ちの方が大きかった。練習では外すコースで点を決めた時はうれしかった」と喜んだ。

 一方で、パスキャッチなどでミスが続いたことを課題として挙げた。

 東江正作監督は「後半ディフェンスの体制を変え、少し安定したが、問題は攻撃力だ。19点しか取れなかった。このままでは終われない。次戦は一矢報いたい」と悔しさをにじませた。

(砂川博範)