男子・キングスV、速さ生かし縦横無尽 女子・東風平優勝、3点弾で流れをつかむ 沖縄U13・14バスケ


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琉球ゴールデンキングスU15―Standard 第2Q、シュートを放つキングスの宮里俊佑=5日、宜野座村総合体育館(喜瀬守昭撮影)

 バスケットボールの第3回県U13・U14選手権大会は5日、宜野座村総合体育館で決勝リーグの残りの試合が行われ、男子はキングスU15、女子は東風平がそれぞれ3勝で頂点に立った。男子はStandard、女子は安岡が準優勝だった。優勝と準優勝の計4校は2月末の九州大会に出場する。

 キングスU15とStandardの2勝同士で争った男子の決勝リーグ最終戦。キングスは山城空楽、宮里俊佑、友寄快星の3人が攻撃の中心となり、試合をつくった。

 山城と宮里は持ち前のスピードを生かし、素早いパス回しで相手をかき乱していった。自分で中に切り込んでシュートを放つだけでなく、ディフェンスを引きつけ、ゴール下で待つ長身の友寄にボールをアシストをするなど縦横無尽に動いた。

 Standardを破り山城は「序盤から速いゲーム展開に持ちこむことができた」と、第1クオーター(Q)で主導権を握った点を勝因に挙げた。宮里は「オフェンスリバウンドを全員が積極的に取りにいき、セカンドチャンスから得点を重ねられた」と話した。

 県内の公式戦ではいまだ負けなしのキングスU15だが、5日の試合ではパスミスなどから速攻をくらい、失点する場面が何度かあった。宮里は「九州大会では県大会以上に相手の攻撃も守備も激しくなる。初歩的なミスをなくして臨みたい」と語った。
 (砂川博範)

光った3点弾 リズムつかむ 東風平

東風平―安岡 第2Q、3ポイントシュートを放つ東風平の渡口光(喜瀬守昭撮影)

 決勝リーグ最終戦、なかなか調子が上がらず、第1Qにリードを許した女子東風平。だが、第2Qからは外間琉華や渡口光らの3点シュートが決まりだし、チームがリズムに乗り始めた。インサイドではサンダース・レイラ・美和奈ら背の高い選手がゴール下を制し、着実に点を積み重ねて相手に傾きかけた流れを引き戻した。

 ゲームキャプテンを務めた渡口は「声を掛け合うことで2、3Qはいつも通りのプレーができた」と納得の表情。一方で4Qでは、気の緩みからチームの足が止まったと反省した。

 2月末の九州大会に向け「今日見つかった課題を改善し、東風平らしいプレーができるよう頑張りたい」と力を込めた。
 (砂川博範)