豊見城が屋部・東江を下し頂点に 積極攻撃、6得点で圧勝 県中学校サッカー大会


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決勝 豊見城―屋部・東江 後半、中盤でボールを奪う豊見城の渡久山桂士(10番)=5日、県総合運動公園蹴球場(大城三太撮影)

 サッカーの第56回県中学校(U―14)大会最終日は5日、県総合運動公園蹴球場で決勝が行われ、豊見城が6―2で屋部・東江を破って優勝した。準決勝は屋部・東江がPK6―5で石嶺に競り勝ち、豊見城が2―0で長嶺を下した。豊見城と屋部・東江は九州大会(3月25~27日・長崎)、石嶺と長嶺は北九州カップ親善大会(3月・福岡)に派遣される。

 豊見城は決勝で6得点と積極的な攻めが光り、屋部・東江を圧倒した。

 前半は2点を奪って優位に試合を進めたがPKを与え、2―1で折り返した。

 後半は4点を追加した。3点目はゴール前の中央左でパスを受けた新垣康士良が、狙いすました正確なシュートでネットを揺らした。「絶好調だった」とドリブルのうまさに加え、空いたスペースにパスをはたく役割もこなした。大会を通して、5得点と躍動した。

 4点目は渡久山桂士が中央からのドリブルシュートで奪った。インフルエンザで4、5回戦欠場のFW古波倉正龍はその後に2得点。前の大会で失敗したというPKに志願し、今度はきっちり決めた。駄目押しの6点目は右斜めの位置から切り込んで豪快に蹴り込んだ。

 ボランチの後方でサポート役を担った斎藤悠主将は、得意のサイドチェンジを武器にチームを支えた。「勝利するごとにモチベーションが上がり、チームが一つにまとまっていった。励ましの声や他の選手をサポートする声が多く出せるようになった」と成長を実感していた。九州に向け「課題でもある決定力や、守備の凡ミスをなくせば上にいける」と気を引き締め直した。
 (大城三太)


▽準決勝

屋部・東江 0―0 石嶺
    (PK6―5)
豊見城 2―0 長嶺

▽決勝

豊見城
 6―2(2―1,4―1)
屋部・東江