座り込み市民らを一時拘束 辺野古、機動隊と衝突続く


この記事を書いた人 金城 美智子
新基地建設に抗議して座り込む人たちを排除しようとする機動隊員=6日午前7時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う新基地建設計画をめぐり、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では6日早朝から、建設反対の声を上げる市民らと、市民運動を排除する県警などの機動隊がもみ合い、騒然となった。機動隊は一時、市民らを拘束した。

 抗議行動は午前6時半ごろから始まり、工事関係車両の基地内への進入を止めようと約100人がゲート前でスクラムを組んで座り込んだ。機動隊約120人は市民らをごぼう抜きにして強制的に歩道へ移動させて、柵や機動隊車両で囲い込んで一時拘束した。拘束は約10分、続いた。
 抗議行動で73歳男性が腕にけがをした。男性によると、機動隊につかまれた部分が傷ついたという。
 午前7時18分ごろには工事関係車両数台が基地内に入った。
 一方、辺野古崎付近の作業ヤード予定地では、ショベルカー4台が作業をしている様子が確認された。【琉球新報電子版】