石垣駐屯地開設に抗議の声 市民約30人がゲート前で「戦争回避の外交を」 沖縄


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
「島々を戦場にするな」などと抗議する市民=16日、石垣市

【石垣】陸上自衛隊石垣駐屯地が開設した16日午前、沖縄県石垣市平得大俣の駐屯地正面ゲート前には市民約30人が午前8時から抗議に立ち、「石垣島にミサイル基地はいらない」とシュプレヒコールを上げた。「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」事務局の藤井幸子さんは「隊員の命も私たちの命も守るため、政府に戦争回避の外交を求めたい」と語った。

 石垣駐屯地にはいずれも九州から移駐する第303地対艦ミサイル中隊(約60人)と第348高射中隊(約70人)、八重山警備隊(約340人)が配備される。駐屯地業務や会計を担う部隊も含め、全体で約570人が配置される。車両約200台を保有する。

 18日にも12式地対艦誘導弾(ミサイル)、03式中距離地対空ミサイル、警備隊が扱う中距離多目的ミサイルや81ミリ迫撃砲などの弾薬が搬入される見通しとなっている。
(照屋大哲)