野鳥園、人工海浜など意見交わす 泡瀬埋め立て専門部会


この記事を書いた人 金城 美智子
野鳥園と人工海浜に関する基本計画案について話し合う委員=9日午後、那覇市のサンパレス球陽館

 沖縄総合事務局と県、沖縄市が進める中城湾港泡瀬地区沖合埋め立て事業に伴う人工海浜について、「人工島環境整備専門部会」(座長・仲宗根幸男琉球大名誉教授)が9日午後、那覇市のサンパレス球陽館であり、基本計画案を検討した。埋め立て地に整備予定の野鳥園と人工海浜の、場の配置(ゾーニング)や導線、施設、植栽などの基本計画案について話し合った。

 委員からは「水鳥観察のための淡水池の周りは鳥が訪れやすいように、観察学習のとき以外は人をあまり近づけないようにする工夫が必要だ」「森林を利用者が散策できるように園路を配置するとあるが、何年後にどの木が、どの程度、成長しているという見通しは立てているか」などの指摘が上がった。【琉球新報電子版】