福山HD、非常勤取締役に湧川氏と宮城氏 決算はグループ全体の合算で減収減益


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役員人事と決算を報告した福山ホールディングスの福山一郎社長(右端)と新任で非常勤取締役に就任した福山建設社長の湧川博正氏(右から2人目)と福山商事取締役の宮城亨氏(同3人目)ら=5月30日、琉球新報社

 福山ホールディングス(HD)の福山一郎社長は5月30日、琉球新報社を訪れ、同26日付のグループ役員人事と2023年3月期決算を報告した。福山HDの非常勤取締役に、福山建設社長の湧川博正氏(67)と福山商事取締役の宮城亨氏(50)が就いた。

 グループ全体の単純合算による売上高は168億7925万円となり、前期比約3・1%減、経常利益は3億2490万円となり、同14・1%の減で2期連続の減収減益となった。

 グループ親会社の福山HDの売上高は1億6459万円で同23・7%増、経常利益は5200万円で同2・9%減の増収減益となった。売上高はほぼ計画通りの増収だったが、前期に実施していた福山商事からの寄付金収入や不動産の吸収分割を今期は行わず、減益となった。

 グループの中核を担う福山商事の売上高は83億5490万円で同14・0%減、経常利益は1億6785万円で同39・8%減となった。公共工事大型案件の発注減などで売上高が減少となったほか、関係先との連携を図り利益確保に努め減益幅を抑えたが、減収減益となった。酒類や健康食品などを販売する沖縄工業商事は、行動制限の解除により増収増益となった。

(福田修平)