【嘉手納】名護市議会(屋比久稔議長)は16日午前、沖縄防衛局に井上一徳局長を訪ね、9月18日の市議会で可決した意見書を提出し、辺野古への基地建設作業を即時中止するよう要請した。井上局長は「普天間飛行場の返還を進め、基地の整理縮小を目に見える形で進めたい。関係法令に従い、辺野古への移設を進めたい」と述べた。
井上局長は、同局が「私人」の立場で、翁長雄志知事が取り消した「埋め立て承認」執行停止への申し立てをしたことについては「一般私人と同様な立場で本件承認を得たことから、本件承認に関する不服申し立ての資格を有すると考えている」とした。名護市議会は県や外務省沖縄事務所にも同様に要請する。【琉球新報電子版】