【沖縄】沖縄サーキット場(仮称)の整備を目指す沖縄市(桑江朝千夫市長)は3日、「コザ モータースポーツ フェスティバル」を市コザ運動公園周辺で初開催した。モトクロスやドリフトなど二輪・四輪の国内トップクラスのドライバーが集結してデモ走行を披露した。会場は大勢の来場者で熱気に包まれた。
同公園内の駐車場には特設のミニサーキット場が整備され、ジムカーナやレーシングカートなどオンロードのデモ走行が行われた。
ドリフトでは、競技用に改造された車が、タイヤから白煙を上げて自動車の後輪を滑らせてコーナリングの技術とタイムを競った。コーナーぎりぎりのドリフト走行に会場から歓声や拍手が起こった。
四輪のオフロードトライアルでは、土で盛られた数メートルの高さのある山や深さのある谷を、大きなタイヤを装着したバギーが走った。脱輪や車体横転が相次ぐ中、全コースを走破した車がゴールすると会場から指笛や拍手が上がった。
会場ではフリースタイルモトクロスライダーによるアクロバットも披露された。レース仕様車や名車、旧車が展示されたほか、来場者の試乗、運転体験会も行われた。
那覇市から親、友人と来場した神森中2年の山内昌也君は「プロのテクニックを初めて見て興奮した。沖縄にサーキット場ができれば、大人になって運転してみたい」と話した。