金城 美智子 米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古新基地建設をめぐり政府が提起した代執行訴訟で、翁長雄志知事が１２月２日の第１回口頭弁論に出廷し意見陳述する見通しとなった。２５日に開会する県議会１１月定例会で当初１２月２日から代表質問が予定されていたが、１９日に行われた議会運営委員会で、県側の要望を踏まえ代表質問を３日にずらすことが決まった。
１９日の議運で平敷昭人県総務部長は、福岡高裁那覇支部が１２月２日に口頭弁論を指定し、県知事に出頭を求める期日呼び出し状が送付されていることを説明した。その上で「当日は翁長知事が出廷し、意見陳述を行いたいと考えているので、会期日程についてご配慮いただくようお願いしたい」と要望した。
当初想定されていた県議会の日程で２日に代表質問を予定していた自民党は「（提訴について）いち早く司法判断を仰ぐ必要がある」として、日程の変更はやむを得ないと判断した。
翁長知事は国交相の提訴を受けた１９日の会見で、法廷での意見陳述について「気持ちとしてはぜひとも話をしたい」と述べ、出廷に意欲を示した。
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