玉城(105キロ超級)頂点 重量挙げ全日本社会人


社会
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   玉城 安剛

 重量挙げの第52回全日本社会人選手権大会最終日は24日、岩手県の奥州市江刺中央体育館で行われ、105キロ超級で玉城安剛(琉球倶楽部)がトータル311キロ(スナッチ140キロ、ジャーク171キロ)で優勝した。団体で琉球倶楽部が5位に入った。

最後の3本目 自ら追い込む/気合入れ直し成功
 105キロ超級を制した玉城安剛は「記録は良くなかったが優勝できて良かった」とほっとした様子で語った。スナッチを連続で失敗。最後の3本目は「絶対に失格にできない。何としても挙げないと」と自らを追い込み、気合を入れ直して成功した。
 法政大を2年前に卒業し、沖縄に帰ってきた。病院で働きながら「琉球倶楽部」のメンバーとともに競技を続ける。学生時代に比べ練習時間は減ったが「たくさんの人に支えられて競技ができている」と感じているという。
 目標は大学時代に出した自己記録スナッチ156キロ、ジャーク200キロに追い付き、追い越すこと。「社会人になっても県内で競技を続けられることを示し、県内の重量挙げを活性化させたい」と意気込んだ。