宮森630会が写真展示 辺野古ゲート前「ここで伝えたい」


この記事を書いた人 金城 美智子
宮森小学校へのジェット戦闘機墜落事故に関する写真展を鑑賞する市民ら=25日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】1959年、旧石川市の民間地域と宮森小学校への米軍ジェット戦闘機が墜落した事故の記憶を継承するNPO法人石川・宮森630会(久高政治会長)は25日から、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で写真展を開催している。事故で焼けた校舎ややけどを負った子どもの写真、説明板を約30点展示。27日まで。

 事故は、1959年に米軍嘉手納基地を飛び立ったジェット戦闘機が墜落し、後遺症での死亡を含め、18人が犠牲になった。後に、戦闘機は整備不良だったことが明らかになった。 
 当時、小学校5年生で事故に遭った630会の久高会長は「基地問題の象徴的な事件」と話し「基地問題が沖縄で焦点になっている中、この場所で事故を伝え、考えてもらうきっかけになればいいのではないか」と話した。【琉球新報電子版】